ABOUT
シャンヴルマキについて
ブランド立ち上げのきっかけ
家業を継ぐきっかけは
父の苦労する姿でした
実家は、曾祖父が明治時代に創業した帽子メーカーを営み、祖父、父と継承してきました。父が高齢になり苦悩している事や後継者不在の中、会社を畳む覚悟で日々奮闘している事を知り、私は会社を辞め家業を継ぐ決意をしました。
父から受け継ぎ会社が安定してきた頃、コロナで休業。
製造した商品は納品出来ず、経営危機に陥りました。
身動きが取れず、今後どうするべきか悩む中で、会社の強みが何かを考えていました。
弊社の社員は素晴らしい帽子を作る技術を持っています。
彼らが持つ技術を必要としている人たちの為に使いたい。
真っ先に思い浮かんだのは、がん患者の方でした。
以前からもっとファッショナブルな帽子を作りたいと母と話をしていた為、すぐにその事が思い浮かびました。
そうすれば、社員も患者さんも皆が幸せになれる。
自身のがん発覚
厳しい経営の中で、せっかく思いついたアイディアを形にする勇気も資金もなく、2年が経過しました。
なかなか回復しない業績を前に思い切ってやりたい事に邁進しよう！
がん患者の方の為のファッショナブルな帽子ブランドを立ち上げよう！とようやく決心した時、私は舌癌の宣告を受けました。
まさか、自分が癌になるなんて。
入院中はブランド立ち上げに必要な準備や、抗がん剤による脱毛について調べ、人の為にと思うとパワーが沸き不安や辛い気持ちが紛れました。
その後は、抗がん剤治療を経験する事なく、経過観察をしながら1年が経ちました。手術の後遺症から舌の麻痺が残り、常に違和感がある事でがんを経験した日々を忘れることはありません。
自身のがん経験から、がん患者の方向けの帽子を作ろうと私は決意しました。
ブランドコンセプト
容姿が心に与える影響を
帽子で明るくサポートしたい。
日本人の約２人に1人ががんを患い、その約半数が抗がん剤治療を行い、9割の方が副作用による脱毛に悩んでいます。
女性にとって髪の毛は重要で、抜けてしまうと女性らしさが失われてしまった様に感じてしまうのではないでしょうか。
医療用帽子やケア帽子と呼ばれる帽子の多くがシンプルなニット帽子です。一見して脱毛していることが傍目にわかってしまいます。
ただでさえ闘病生活は辛く気分が落ち込むのにオシャレを楽しめず、外出して人と会う事が嫌になってしまうのではないでしょうか。
身に着けることで気分が明るくなり、外に出たいと思える様な背中を優しく、力強く後押ししてくれる帽子を作る事が自分に出来る支援だと思っています。
モノづくりへのこだわり
目指したのは、
幅広いシーンでかぶれるデザイン
機能性を備えた
ファッション性の高い帽子です。
人によって頭の形、長さ、サイズは様々です。それに加え、顔の形によっても似合う帽子が変わります。
その為、長年培ってきた知識と経験を活かし、日本人の頭にフィットする様、帽子ごとに最適なパターンの設計をしています。
また、衛生的に使える様、手洗い可能であること。型崩れしづらく、シワになりにくこと、サイズ調整が可能など、機能性を持たせています。
会社概要
| 会社名 | 株式会社サトー |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区浅草橋5-1-25 |
| 連絡先 | info@chanvremaki.com |
| 創業 | 明治45年 |
| 事業内容 | 帽子企画・製造 |
| 資本金 | 1,000万円 |